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相続の手続きを専門家に依頼する費用

相続の手続きを専門家に依頼する費用は、事務所に払う報酬と登録免許税・収入印紙などの実費を合わせた額です。報酬の額は事務所ごとに決められていて、実費は自分で手続きをしても専門家に依頼しても同じ額です。

報酬の額の決まり方

専門家の報酬の額は、事務所ごとに決められています。司法書士に依頼する人は、依頼する前に、報酬の算定の方法などの報酬の基準の説明を受けられます。また、行政書士の事務所には、報酬の額が掲示されています。そのため、依頼する人は、依頼する前に報酬と実費の内訳を見積もりで確認しましょう。

行政書士に依頼する報酬

行政書士に遺産分割協議書の作成を依頼する報酬は、平均で69,752円で、最も多い額は55,000円です。この額は、2026年1月に日本行政書士会連合会が行政書士に聞いた報酬の額で、消費税を含み、実費を含みません。

依頼する業務報酬の平均最も多い額
遺産分割協議書の作成69,752円55,000円
相続人と相続財産の調査61,722円50,000円

誰に依頼しても同じ実費

実費は、自分で手続きをしても、専門家に依頼しても同じ額です。主な手続きの実費は、次の表の額です。

手続き実費
相続登記登録免許税として、不動産の価額の1,000分の4
配偶者居住権の設定の登記登録免許税として、建物の価額の1,000分の2
相続放棄の申述申述する人1人につき収入印紙800円分と連絡用の郵便切手
遺言書の検認遺言書1通につき収入印紙800円分と連絡用の郵便切手
遺産分割調停亡くなった方1人につき収入印紙1,200円分と連絡用の郵便切手

不動産の価額は、市区町村の固定資産課税台帳の価格です。郵便切手の額は、家庭裁判所ごとに異なります。

費用を用意できない場合(法テラスの立替)

収入と資産が基準以下の人は、法テラス(日本司法支援センター)に弁護士・司法書士の費用を立て替えてもらえます。立て替えた費用は分割で返済し、利息はつきません。ただし、利用には、収入・資産の基準と解決の見込みがあることなどの審査があります。

収入の基準は、手取りの平均月収(賞与を含む)で、住んでいる地域と同居の家族の人数で異なります。

同居の家族の人数収入の基準(東京都特別区・大阪市など)収入の基準(その他の地域)資産の基準
1人200,200円182,000円180万円以下
2人276,100円251,000円250万円以下
3人299,200円272,000円270万円以下
4人328,900円299,000円300万円以下

家賃・住宅ローンを払っている人は、一定の額まで収入から差し引けます。

出典