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相続税と相続放棄のデータ

2024年に亡くなった方のうち、相続税がかかった方の割合は、全国で10.4%、沖縄県で8.2%です。また、2025年に家庭裁判所が受け付けた相続放棄の申述は32万3,524件で、2020年の約1.4倍に増えています。

相続税がかかった方の割合

相続税がかかった方の割合(課税割合)は、2024年に全国で10.4%でした。亡くなった方の約10人に1人が、遺産の額が基礎控除の額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超えたことになります。

地域亡くなった方の数相続税がかかった方の数割合
全国(2024年)160万5,378人16万6,730人10.4%
全国(2023年)157万6,016人15万5,740人9.9%
沖縄県(2024年)1万5,458人1,269人8.2%
沖縄県(2023年)1万5,110人1,181人7.8%

沖縄県の課税割合は、全国より2.2ポイント低い割合です。一方、相続税がかかった方1人あたりの課税価格(財産から負債と葬式の費用を引いた額など)は、沖縄県で1億7,507万円と、全国の1億4,025万円を上回ります。

相続税がかからなくても、申告書を提出した方は、2024年に全国で3万9,755人、沖縄県で290人います。小規模宅地等の特例や配偶者の税額の軽減を使って相続税が0円になる場合も、申告が必要だからです。

相続税の基礎控除の計算法定相続人の数と財産・負債の額を入れると、相続税の申告が必要かがわかります。くわしく見る

相続財産の内訳

2024年に相続税がかかった方の相続財産は、現金・預貯金等が34.9%で最も多く、土地の30.2%が続きます。相続財産の合計は、全国で24兆5,415億円でした。

  • 現金・預貯金等34.9%
  • 土地30.2%
  • 有価証券17.8%
  • 家屋4.8%
  • その他12.3%

額は、現金・預貯金等が8兆5,602億円、土地が7兆4,074億円、有価証券が4兆3,676億円、家屋が1兆1,901億円、その他が3兆162億円です。

相続放棄の件数

家庭裁判所が受け付けた相続放棄の申述は、2025年に全国で32万3,524件でした。2019年から毎年増えており、2025年の件数は2020年の約1.4倍です。沖縄県(那覇家庭裁判所の管内)では、2025年に4,138件でした。

  1. 2019年225,416件
  2. 2020年234,732件
  3. 2021年251,994件
  4. 2022年260,497件
  5. 2023年282,785件
  6. 2024年308,750件
  7. 2025年323,524件

相続放棄とは、亡くなった方の財産も負債も承継しないことを家庭裁判所に申し述べる手続きです。相続放棄の期限は、自分が相続人になったことを知った時から3か月以内です。

相続放棄と限定承認相続放棄と限定承認の違い、期限、申述先の家庭裁判所と必要な書類がわかります。くわしく見る

遺言書の検認と遺産分割の件数

家庭裁判所が2025年に受け付けた遺言書の検認は、全国で2万3,523件でした。また、相続人の話し合いで遺産の分け方が決まらず、家庭裁判所に申し立てられた遺産分割の調停は、全国で1万7,297件でした。

家庭裁判所の手続き(2025年)全国沖縄県
相続放棄の申述32万3,524件4,138件
遺言書の検認2万3,523件135件
遺産分割の調停1万7,297件313件
遺産分割の審判2,732件49件
限定承認の申述637件6件

沖縄県の件数は、那覇家庭裁判所(沖縄支部・名護支部・平良支部・石垣支部を含む)が受け付けた件数です。

遺言書の検認とは、家庭裁判所が相続人の立ち会いのもとで自筆で書かれた遺言書などの内容を確認する手続きです。公正証書遺言と法務局で保管された遺言書は、検認の必要がありません。

家庭裁判所で分け方が決まった遺産の額

2025年に家庭裁判所の調停・審判で遺産の分け方が決まった事件8,321件のうち、遺産の額が5,000万円以下の事件が77.6%でした。遺産の額が1,000万円以下の事件も、35.3%あります。

遺産の額件数割合
1,000万円以下2,938件35.3%
1,000万円を超え5,000万円以下3,519件42.3%
5,000万円を超え1億円以下944件11.3%
1億円を超え5億円以下541件6.5%
5億円を超える60件0.7%
算定不能・不詳319件3.8%

件数は、遺産分割の調停が成立した事件と審判で分け方が決まった事件の合計です(「分割をしない」とした事件を除きます)。

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